お食事
季節ごとの旬の素材で、その時にしか味わえない料理を
春のメバルや鯛にはじまり、夏は素潜り漁で採れる岩ガキやクロモ、サザエやアワビなどの男鹿磯の幸、秋は豊かな土壌で育った「あきたこまち」や新鮮な野菜、そして冬の男鹿の海産物の代名詞「季節ハタハタ」やアンコウなど、男鹿には四季折々の季節の食材が数多くあります。男鹿の自然が育んだ食材の種類の豊富さが何よりの特長。お客様が訪れる季節ごとの旬の素材を使い、その時にしか味わえない料理をお出ししておりますので、季節ごとに彩りを変える風景と共に、舌でも男鹿の季節感をお楽しみください。
男鹿名物 石焼料理
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昭和38年頃、まだ知名度の無かった男鹿温泉郷になにか名物料理をと、かつて地元漁師達の暮らしの中で食べられていた漁師料理を団体のお客様向けのお座敷料理として考案、磯焼(いそやき)の名で提供させていただいたのが始まりです。
金石(かないし)と呼ばれる男鹿特有の密度の高い石を炭火で真っ赤になるまで熱し、新鮮な魚介と湯を入れた木桶に放り込み、音と湯気をあげて瞬時に湧き上がる男鹿ならではの豪快な調理法です。
短時間で一気に加熱することで、しっかり身に食感と旨味も残り、なおかつ大人数分を一度に作ることによって出汁も濃さを増し、格別な味わいとなります。
決して手の込んだ料理ではありませんが、男鹿に来なければ食べられない味であり、男鹿にお越しのお客様には絶対に味わっていただきたい名物料理です。当館では、お客様の目の前で実演調理することにこだわりご提供しております。 -
石の熱だけで調理をするという調理法
男鹿の石焼料理の最大の特徴は「生の魚介類を石の熱だけで調理する」点にあります。ストーンボイリングといわれ縄文時代からある調理法で、真っ赤になるまで焼けた石でごく短時間に汁を沸かし、一気に調理することにより、ガスコンロなどを使った鍋とは一味違った特有の味わいを楽しむことができます。
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男鹿特有の石「金石」
石の熱だけで調理をするためには、石を真っ赤になるまで(約700℃)熱する必要がありますが、普通の石ではその前に割れてしまい使えません。石焼料理に欠かせない「金石」と呼ばれる石は、正式名称を溶結凝灰岩という高温の火山灰や火山礫が堆積して固まったもので、男鹿半島北部にある約7000万年前の地層から崩れ落ち、海の中で気の遠くなるような歳月を経て丸く磨かれた今ではとても貴重な石です。石焼料理はこうした太古から受け継がれた自然風土や暮らしなど、まさに男鹿の郷土の恵みによってできあがった名物料理です。
【追加オプションの場合】4人前1桶:8,800円・5人前以上1桶:お一人様2,200円 ※税込となります。
異なる趣のふたつのお食事処
男鹿・秋田の旬の食材、伝統の調理法をいかした料理を存分にお楽しみいただけるよう、当館では趣の異なるふたつのお食事会場をご用意しております。
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和風ダイニング 旬彩洗心
オープンキッチンスタイルの和風ダイニング「旬彩洗心」では、お客様にお選び頂いた地元の食材を中央のグリルで焼き上げ、アツアツのままお出ししております。ゆったりとした椅子テーブル席のほか、小上がりの座敷席も設けてありますので、ゆっくりと会話を楽しみながら、当地男鹿・秋田の旬の食材にこだわった料理をお楽しみください。
スタッフがひとつずつ真心をこめて焼き上げご提供いたします
旬彩洗心では、数種類の中からお客様のご希望の食材をお選びいただき、目の前で焼き上げご提供いたします。焼きたてアツアツの料理を舌だけでなく目でもお楽しみください。
男鹿の旬の食材で彩られたお品書きをご堪能ください。
男鹿の食材を知り尽くした板前が作る男鹿の旬の食材を一品ずつコース料理にてご提供致しております。素材本来の味を尊重しながら、さらに一手間をかけた旬の味覚をご堪能ください。
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個室お食事処「漁火」
お客様専用の個室会食場となっておりますので、他のお客様に気兼ねすることなく、ゆっくりとお食事をお楽しみいただけます。宿泊プランごとに違う四季折々の和膳をご賞味ください。また、会場中央にある船形の実演コーナーでは、ご予約に応じて男鹿名物石焼料理の実演を行い、できたてをお召し上がり頂いております。
男鹿名物「石焼料理」を目の前で豪快に調理
漁火中央にある船を模した囲炉裏では、男鹿名物石焼料理をお客様の目の前で豪快に調理、ご提供いたします(プランによってはオプションとなります)。
プライベートな空間でゆっくりとお食事をお楽しみください。
お食事処は個室に仕切られており、周りを気にせずゆっくりと落ち着いてお食事をご満喫いただくことが出来る造りとなっています。漁火では男鹿半島の旬の食材を使った料理を、お造り、酢の物、煮物、焼き物などの和食膳でお楽しみ頂いております。